連合(日本労働組合総連合会)は、平成29年12月5日に開催した第76回中央委員会において、「2018春季生活闘争の方針」を確定し、報告を行いました。
これによると、基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)の幅を「2%程度を基準」とし、定期昇給の2%と合わせて4%程度の賃上げを求める方針だとのことです。
ベア要求は5年連続となります。

 

2018年の春闘を巡っては、安倍首相が3%の賃上げを経済界に要請。
経団連(日本経済団体連合会)では、ベアと定期昇給を合わせて3%の賃上げを会員企業に求める方針を固めています。

労使ともに賃上げという方向感は一致していますが、企業側ではベアに対する慎重論も強く、厳しい攻防になるとみられています。

 

2018年春闘は、同年1月ごろに予定される連合と経団連のトップ会談を皮切りに交渉が始まり、3月に大手の回答が集中するヤマ場を迎えることになります。
どの程度の賃上げが実現するのか?中小企業では?など、今後の動向に注目です。

<「2018春季生活闘争方針」を掲載しました。(春季生活闘争)>
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/index2018.html