毎月最終の金曜日に早めの退社を促す「プレミアムフライデー」。
平成30年2月23日で、実施から1年となりました。
推進協議会の調査では、認知度は約9割に達したものの、早期退社率は平均1割程度(11%)です。
プレミアムフライデーについては、大企業に偏っている、地域で差があるなどといった課題が指摘されていますが、今後、この取組みは続けられるのでしょうか?
同日に開かれた世耕経済産業大臣の閣議後記者会見においても、こんな質疑がありました。
これに対し、大臣は、「1年目にしては順調に進んでいるのではないかと思いますので、しっかり粘り強く続けていきたいと思います。今御指摘の中小企業ですとか、地域への浸透は課題だと認識しています。これも粘り強く、何年も続けていくことで、中小企業へも地方にも、しっかり浸透させることが重要かと思っております」などと応答しています。
旗振り役の政府からすれば、言いだしたからには普及させたいという思いがあるでしょうが、世間一般の反応は、今のところ、「知ってはいるけど他人事」、「どうせ帰れぬプレ金」といった冷ややかなものです。
だからこそ実施しよう!という企業が出てくるのか? 自然に衰退していくのか? 成り行き任せだと後者になりそうです。