時間外労働の上限規制や高収入の一部専門職を労働時間規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」の創設、同一労働同一賃金の実現に向けた法整備などを盛り込んだ「働き方改革関連法案」が、平成30年5月31日、衆議院本会議で、与党などの賛成多数で可決されました。

法案は、これで衆議院を通過。同年6月4日からは、参議院で審議入りする予定です。

なお、働き方改革関連法案は、労働基準法や労働契約法などの計8本を一括改正するもの。

その中で、労働基準法に「高プロ」の制度を設ける部分については、野党が激しく反対しています。

それを受けて、当初案に「高プロ」の適用から本人の意思で離脱できる規定(同意の撤回条項)を追加する修正が行われています。

舞台は参議院に移りますが、立憲民主党などの野党は、修正案には耳を貸さず、引き続き「高プロ」の削除を求めていく構えです。

会期延長の噂もありますが、今国会の会期末までの動向に目が離せませんね。
動きがありましたら、またお伝えします。