平成30年6月1日に首相官邸で開催された「第8回人生100年時代構想会議」の会議資料が公表されました。
今回の会議において、「人づくり革命 基本構想(骨子案)」が提示されました。
この骨子案について、議長でもある安倍内閣総理大臣は、次のようにコメントしています。
●幼児教育の無償化については、認可保育所への入所資格を満たすにもかかわらず、入れない子供について、幼稚園の預かり保育も含め、認可外の施設を広く無償化の対象とする。
●大学改革については、個々の大学の役割・機能の明確化、外部の意見の反映による大学教育の質の向上、学生が大学で身に付ける能力の見える化、企業側の選考活動への活用、学外理事の登用等による大学の経営力強化、大学間の連携・統合の環境整備といった課題について、明確な方向性を示す。
●リカレント教育については、教育訓練給付の拡充や、技術者や在職者向けリカレント教育の強化の具体策を示す。
●高齢者雇用の促進については、65歳以上の継続雇用年齢の引上げに向けた環境整備を図る。この際、個人差が存在する高齢者雇用の多様性を踏まえ、一律でない評価・報酬体系を構築する。
●次回の構想会議で、基本構想を取りまとめたいと考えている。
「人づくり革命 基本構想」がどのように取りまとめられるのか、動向に注目です。