内閣府から、令和元年(2019年)7月23日にとりまとめられた「令和元年度経済財政白書(令和元年度年次経済財政報告)」が公表されました。

 

白書では、多くの企業において、女性、高齢者、外国人、障害者等の多様な人材の活躍が進んでいるが、その背景には深刻な人手不足があるとしています。
それとともに、新しい発想や専門的知識を持った人材等が求められているとしています。

 

そして、多様な人材の増加は、生産性の向上、人手不足の解消等の効果が期待できるが、多様な人材の活躍に向けた取組とセットで行うことが非常に重要であり、多様な人材はいるが、それに対応した取組を行っていない企業では、多様な人材がいない企業よりも生産性が低くなる可能性があると指摘しています。

 

確かに、企業が多様な人材を採用することは簡単かもしれませんが、そのために複雑化する労務管理に対応するのは難しいですよね。それに、どのように対応していくのかが課題といえそうです。

 

このように、今年度の白書では、人手不足や労働市場の多様化についても大きく取り上げられています。